ハートアートリンク
Concept / 理念
芸術文化を取り入れた豊かな生活が日常的にできるよう、長期コラボレーションや特別な場所でのワークショップを基本に、多くの高齢者・障害のある人や子どもを含めた市民に表現活動を提供しています。人と人とが出会い、繋がり、感性を交換することで新しい概念が生まれるというアートの視点から、市民の日常に新たな芸術文化の可能性を探っているのです。
総(ソウ):すべてのものの、想(ソウ):想いから、創(ソウ):創造していく。
創造性と他者との関係性
障害のある人、高齢者、子どもなど、ある意味制約された表現をする人とアーティストとのコラボレーションは常に新しい概念を生みだします。これを地域コミュニティーに還元していくことで、それぞれの人がもつ可能性の発掘、オルタナティブな主体性形成が図られます。また、アートのもつ深遠な魅力が日常生活に反映されることにもなり、アートの価値を再認識できるのです。創造性には他者との関係性が絡んでおり、芸術文化でしか見えてこない繋がりが、アートで可視化されていきます。各地域で獲得した「まなざし」とアートを通し、多様性を寛容に包括する社会づくりこそアートプロジェクトの力だと思って活動を展開しています。
設立:1999年3月(2007年2月NPO法人化)
改称:2015年4月(前名称:ハート・アート・おかやま)
Vision /ヴィジョン
ハートアートリンクが目指す社会
1, 障害児・者に対する芸術文化
2, 障害児・者の芸術文化活動理解推進
3, 芸術文化活動を通した地域交流
4, 障害児・者の芸術文化活動ネットワーク構築
Main activities/ 主な活動内容
障害のある人とアーティストをペアにして制作する「アートリンク・プロジェクト」、限界集落の島で高齢者や島の人と価値を問い直していく「笠岡諸島アートブリッジ」、「まちのすきまカフェ」や街中でのワークショップなど、地域や自然・食や伝統・表現にこだわった企画を展開。学校や施設へアーティストを派遣するなど、滞在的な関わりや特別な場所で、様々な人がアートを通して相互に関わっていく過程を重視し、高齢者・障害者・子どもを含めた市民に表現活動を提供しています。
2010年から、瀬戸内国際芸術祭の関連企画「高松アートリンク・プロジェクト」を実施し、2014年度からは高松市内広域の施設に通年継続的にアーティストを派遣しています。