田野 智子/Tomoko Tano

NPO法人ハートアートリンク代表/President NPO Heart Art Link
(旧称:ハート・アート・おかやま)

1961年愛媛県松山市生まれ。小学校教諭を経て、1995年から岡山県吉備の里能力開発センターのシステム開発にかかわる。主に、岡山県内の障害者施設や高齢者施設、就学前の子どもと親のクラブなどで、創作活動を企画し展開している。表現を通して個々の可能性と社会との接点を見出そうと、1999年NPOの前身の団体を起こし現在に至る。2006年9月より現職。

2004年度より「創造性と他者との関係性」をテーマに、障害者とアーティストによるアートリンク・プロジェクトを展開しており、2007年からはフロリダ州セントピーターズバーグのNPOとArtlink展やフォーラムを共同開催し、交流事業を行なっている。

一方で少子高齢化の進む瀬戸内笠岡諸島での、高齢者との表現を通じた共同研究を継続してきたが、2008年から島で滞在制作を2015年からは「笠岡諸島アートブリッジ」を開催している。学校にアーティストを派遣しワークショップを実施すること、芸術教育の現状調査を行うなど、表現・食・文化という日常をテーマにし、障害の有無や年齢や分野を超えた人々の密接な交流から生まれる新しい価値を地域ごとの特色ある伝承文化との比較を視野に入れ展開している。2010年から3年おきに開催される瀬戸内国際芸術祭にあわせ「高松アートリンク」を開催し2014年より、高松市内の福祉事業所へ継続的にアーティストを派遣する事業を行っている。

2010年「国民文化祭おかやま2010」の実行委員会に加わり、岡山市内でアートプロジェクトを開催。その後も、アーティスト・イン・レジデンス事業や、県民局単位での文化イベントの企画を行っている。

岡山県文化振興審議会委員。岡山市総務・市民政策審議会委員。
せとうち観光推進機構・海の道プロジェクトチーム「瀬戸内アート資源等調査・整理等事業検討会」メンバー(2015年度)。
岡山県まちアートマネジメント講座講師(2014~2016年)
地中美術館発足時の広報、岡山市芸術祭の企画など。(2002~2004年)
編著として「アートリンク・プロジェクト」など。
讀賣プルデンシャル福祉文化賞奨励賞、日本美術教育学会奨励賞など受賞。
専門分野:生涯教育 教育学修士(佛教大学大学院)
日本美術教育学会、アートミーツケア学会、IFA(International Federation on Ageing)所属

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