関わる人みんなのハッピーを紡ぐ仕組みをつくろう!
「インクルーシブデザインのある地域創造」プログラムは、公益財団法人日本財団より助成を受け、2022年度日本財団助成事業として実施しました。これからも一緒にプロジェクトの輪をさらに広げていけることを楽しみにしています。 プロジェクトのまとめをご覧ください。
障がいのある人、デザイナー、施設、企業、地域などがチームとなり、今回、6つのチームができました。それぞれに関わる人みんなの幸せのカタチを提案します。
2023.2.22(水) – 26(日)10:00~18:00 入場無料
瓦町FLAG8F 市民交流プラザIKODE瓦町アートステーションギャラリー(高松市障がい者アートリンク事業報告展覧会 会場内特設ブース)
① 平川めぐみ・眞鍋亜希子&ミルキーウェイ
(メディアをつくる:ファッション誌)
② 千葉尚実・Bon Do(ぼんど)&サン、ウインドヒル
(ブランドをつくる:バッグ制作)
③ 青井充史&パンジーV
(ブランドをつくる:野菜にまつわるワークショップ)
④ 青井充史&ワークプラザ・たんぽぽ
(ブランドをつくる:うどん屋ツール開発)
⑤ 杉本克敬&海太郎
(メディアをつくる:食用転写シート→クッキーなど)
⑥ 松岡美江&ら・ら・ら会、あったかふれあいセンター、
こうち絆ファーム、鹿敷製紙
(地域ブランドをつくる:和紙を使った商品や循環づくり)
LIVEご視聴ありがとうございました。配信終了しました。
↓以下アーカイブ動画をご覧ください。↓(YouTube)
公開プレゼン資料pdf_20230223
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インクルーシブデザインのある地域創造:案内DM
展覧会の様子などまとめ写真
展覧会の様子等プロジェクトphotos
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10.30(Sun.) 公開プレゼン、意見交換会(中間報告会)
ご視聴ありがとうございました。配信終了しました。以下 ↓アーカイブ動画をご覧ください。↓(YouTube)
公開プレゼン資料pdf_2022.10.22
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<各チームのプロダクトシート>
各チームの詳しいシート情報は右の矢印タグをクリックしてご覧ください。
① 平川めぐみ・眞鍋亜希子&ミルキーウェイ(メディアをつくる:ファッション誌)
ハ〜イ!Fashion vol.1
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ハ〜イ!Fashion vol.2
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① 平川めぐみ・眞鍋亜希子&ミルキーウェイ(メディアをつくる:ファッション誌)
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1)事業の評価 今回タブロイドを作るにあたり、利用者さんの作品や制作過程などを広く一般の方に知ってもらうには?という視点から改めて自身が関わっていくことの意味や考え・思いを整理し直し、また独りよがりではなくデザイナーやライター、そして手に取る側の方の客観的な視点が加わることで伝え方を考えるきっかけになりました。 自身の都合でスケジュールに余裕を持たせることができなかったので、各方面には大変ご迷惑をお掛けしました。今後改善し、さらに内容の濃いものに仕上げていきたいと思います。 2)関わった人の感想や商品を見た時の反応 過去に撮った写真や活動をきちんとした形にして誌面に残すことは、写真家・デザイナー・施設にとっても一旦の結果の蓄積になり、今後の励みになっています。 まだ誌面は一部しか配布は出来ていませんが、タブロイドのinstagramを見てくれた地方テレビ局から取材依頼も来ていて、県外のイベント出店時に配布した際は活動のことを全く知らない人にもとても面白がっていただき、もっと広がってほしい、との声やアドバイスもいただきました。施設では利用者の親御さんやその周りにも届けることができ、家に飾ってくれる方が多いように聞いています。手に渡ることと手元に残る機会が意外と少ないのだなあと感じました。 3)見えてきた課題 継続していける経済的な課題をクリアしていくこと、誌面上で熱量をできるだけそのまま伝えられるような工夫、訴えたいことをもう少しはっきりと表現できるようにしていきたいです。一過性の「多様性トレンド」時世のような表面的なことではなく継続させていくことで、一歩踏み込んだものを伝えていく必要があると感じました。関わる人々だけでなく外側の人にもメリットを感じてもらえるような仕組みを今後作っていきたいと考えます。一番の軸となる部分を大事に、なるべくブレのないように進めていくことも忘れないようにいたいです。 4)継続していきたいこと タブロイド誌が出来たことで、実際に周囲の人々と広く関わる機会が作れるようになりました。継続的な発行をしていくために、多方面の意見や協力が必要と考えます。閉鎖的な世界から脱していくと、また新しい光が見えて、さらに周りの喜びが増える。デザイン的なプロセスを経て、堅苦しくなく、気軽に、楽しく広がっていけばいいなと思います。今後どういった形で進めていくか模索中ですが、「ファン」「協力者」を得ていくこと、ワークショップやイベントなどを併用し社会に出ていく機会を作っていきたいと思います。
② 千葉尚実・Bon Do(ぼんど)&サン、ウインドヒル(ブランドをつくる:バッグ制作)
YAGULT+ TAGデザイン
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② 千葉尚実・Bon Do(ぼんど)&サン、ウインドヒル(ブランドをつくる:バッグ制作)
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1)事業の評価 前々からやってみたいと思っていたことを形にするきっかけとなり、デザイナーを入れてタグのデザインをしてもらう事で、商品のクオリティを上げる事が出来た。(施設利用者の人の描く絵など)そこに価値付けする事に最初は半信半疑だった方も、商品が売れてその売上の一部を画材などで返す事で、価値を見出すきっかけになってくれたらクリエイティブな事だと思う。 2)関わった人の感想や商品を見た時の反応 施設職員さんや保護者の方が実際に商品になってモデルさんと撮影した写真を見て素敵だと喜んでくれた。保護者の方と関わる機会が少ないので、お話しして喜んでくれたのは嬉しかった。 今までに2回販売をしたが、どちらも反応がよく、説明することで取り組みを知って貰う事が出来た。現時点で作った商品の半分ぐらいは売れたので続けていく自信に繋がった。 3)見えてきた課題 今のところ、売上のうち関係者や知り合いの割合が多いので、活動を知らない人に伝えることでファンを増やしていきたい。 メディアに取り上げてもらう事とSNSなどでの宣伝を頑張りたい。もう少し気軽に置いて貰えるショップカードなどを作ってもいいなと思った。 4)継続していきたいこと 事業を継続するための素地は整っているので、売れたら新しい商品を作っていきたい。今後マルシェ出展も決まっていて、そこでのお客さんの反応も見ていきたい。今後は都市部での展開も考えていけたらと思う。
③ 青井充史&パンジーV(ブランドをつくる:野菜にまつわるワークショップ)
③ 青井充史&パンジーV(ブランドをつくる:野菜にまつわるワークショップ)
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1)事業の評価 守屋先生を招くことで、新たな活気が施設の中に生まれ、そして、今までにない経験を利用者の皆さんにしてもらうことができました。 こうした活動は、施設が従来取り組んできたことを多くの方に知っていただくためにも大切であり、社会との接点を作り出すきっかけともなり得ます。 今回の活動は、きっかけであり、こうした活動を今後対外的に、どう大きく広げていくかが重要になると考えています。 2)関わった人の感想や商品を見た時の反応 守屋先生の発案で、「不揃いな木材に染めた糸を巻いていく」形式となりました。それぞれの巻く際の力加減や、木の形によって、個性的な作品となり、作品を観にこられた方からも自然と笑みが溢れたり、「かわいい!」という声が聞こえたりしました。 均一に巻くことを目的としていないことが、作品としての面白さ、美しさを生み出しているようにも思います。 3)見えてきた課題 今回は、施設の皆さんに体験していただくことが主となりましたが、 対外的にどうやってワークショップなどを開催していくか?もしくは、そういった活動が施設で行われていて、一般の方にどのようにして知っていただくか?などが検討課題となります。 4)継続していきたいこと 今回は、守屋先生が関わったことで利用者の皆さんの表情がいつもよりも活気づき、積極性が生まれているようにも感じました。普段継続的に関わっていないアーティストがスポット的に入ることで、新たな発想や発見が見つかります。 長期間継続的に施設に関わっていくことも大切ですが、その施設毎の特性や、オリジナルの活動に基づいたワークショップ、商品の開発など、第三者の視点からの発想を大事にできる「イベント」のようなものがあっても良いように感じています。
④ 青井充史&ワークプラザ・たんぽぽ(ブランドをつくる:うどん屋ツール開発)
④ 青井充史&ワークプラザ・たんぽぽ(ブランドをつくる:うどん屋ツール開発)
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1)事業の評価 利用者の皆さんの素晴らしい作品があってこそで、それをなんとかうまく組み合わせることができたのではないかと思っています。 何より、担当の早川さんをはじめとする職員の皆さんが積極的に協力してくださり、施設に必要なものについても丁寧に相談に乗ってくださったことがアイデアにつながりました。 利用者さんも、自分の作品が使われていることを喜ばれており嬉しさもあります。 全員の作品を使用することは叶いませんが、「この人の作品はこうしたらどうだろう?」と、的確に作品に合ったデザインを考えていければと思っています。 2)関わった人の感想や商品を見た時の反応 のれんが、店の入り口に飾られたその日にお店に伺うことができました。 常連の方が多いお店ですので、 「違う店に来たみたい!」「明るくなった!」 など、好意的なご意見を多く聞かせていただきました。 中には、記念に写真を撮って帰る方もおられました。 3)見えてきた課題 「のれん」と「のぼり」、そして「フロアサイン」という、表向きにわかりやすい部分のブランディングができたのではないかと思っています。 ロゴタイプとマークも完成し、お客さまに対して施設本来の明るい雰囲気を伝える方向性が見えてきていること。そしてそれが、職員や利用者の皆さんの活気にもつながっているのではないかと感じています。 デザインによって、外部に内部のことを伝えることを目的としていましたが、それだけでなく、デザインによって内部に喜びや誇りが生まれ、一層の活力が生まれるようなものが考えていければと思っています。 4)継続していきたいこと やっていくことは、今までとあまり変わらず、利用者の皆さんの良い作品をデザインに転化していくことなんですが、今回できたものを活かしつつ、どういったものが必要か?職員の皆さんとも話をしながら、「たんぽぽうどん」を多くの方に知っていただけるデザインをしていければと思っています。
⑤ 杉本克敬&海太郎(メディアをつくる:食用転写シート→クッキーなど)
⑤ 杉本克敬&海太郎(メディアをつくる:食用転写シート→クッキーなど)
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1)事業の評価 最終的にプロダクトになるまでの道のりが手探り続きだったこともあり、 スケジュール管理がやや曖昧になってしまった 。 もう少し管理をしていれば商品全体の価値を高めることができたかもしれない 。 またどのあたりが本質的に「インクルーシブなのか」ということを もう少し明確に持ちチーム全体で共有が出来たら良かったように思う。 2)関わった人の感想や商品を見た時の反応 クッキーに関しては「かわいい」といってもらえたことは、 商品(及び絵画)のもつ特性を評価していただけたように思う。 また転写シートが予想以上に反応があったが、 自宅で何か自分の手を加えることができたり、 全体ではなく何か一部に関われる商品というのは 購買者ニーズを何かしら満たすものであると実感できた。 3)見えてきた課題 生産能力に限りがあることと、原価率が高いので商品としての収益性があまり良くないこと パッケージの魅力が足らず瞬間的に購買意欲をそそる仕掛けが足りなかったこと。 4)継続していきたいこと 今回は「絵画」と「食」を一緒にしたが、組み合わせのパターンを変えることで新しい提案の方法を模索してきたい。 またこの商品については、個で制作を続けるというよりは、 どこか作業所などに事業として展開してもらえるような働きかけをしたい。
⑥ 松岡美江&ら・ら・ら会、あったかふれあいセンター、こうち絆ファーム、鹿敷製紙(地域ブランドをつくる:和紙を使った商品や循環づくり)
1)事業の評価 ・新たな土地で新たな関わり合いを育んでいくための良いきっかけとなった 。 ・これまでのアートリンクの基盤があることで、さらなるステップへと繋がったように感じる。 ・他ジャンルの事例が集まり良い刺激となった。 ・現場の方の評価やアドバイスを聞けてよかった。 ・オンライン型であったり、記録をしっかりされていて今後の発信に期待ができる。 ・スケジュール感や事業の内容がもう少し早く把握したかった 。 ・様々な企業さんや、施設の方々の生の声を聞きたかった。 2)関わった人の感想や商品を見た時の反応 ・今回、初めて展覧会を拝見させて頂きました。まず、こういった機会を与えて頂いたことに感謝申し上げます。 障がい者の皆様の枠にとらわれない、生き生きとした作品やパフォーマンスを拝見し心が熱くなりました。私の場合は農福連携として農業と障がい者の方々と毎日関わっております。そこでも、皆、生き生きと仕事をし、共に笑い、汗を流しております。活躍する場は違えども皆で支え合い、人と人との繋がりを大事にしながらよりよい地域社会の共生を目指し日々邁進して参ります。 ・いの町の特産品である和紙を中心に、地域で連携を図り、得意分野の工程をそれぞれが請け負い、1つの商品を作り上げる。初めての試みに参加でき、出来上がりをメンバー共々楽しみにしています。 また、アートと福祉や農業を繋ぐ方法として下記のような案が職員内で出ました。 ・福祉へ目を向けることで社会や環境への考え方の視野が広がったように感じる。 ・商品を見て更なる可能性を感じた。他のものへの転用や関わりも生んでいけそう。 3)見えてきた課題 ・予算の確保を考え、発信や販売方法、継続について検討の必要である 。 ・新たな取り組みの良いスタートが切れたので、一事業として再構築し各ボジジョンの連携を検討する 。 ・全てを取りまとめるためにも人員確保が必要。 4)継続していきたいこと ・課題と重複しますが、商品の周知とともに、各施設との連携を取るためにも予算を確保し、共に動ける仲間を増やしながら地域の理解を深めていきたい。 ・新たなチームを作り、取り扱えるように準備をしていく。 ・今回の商品だけに限らず、他の工芸品への挑戦など施設の声を集めてそれぞれの個性を活かしていきたい。