池上秦川邸での活動2011

アーティストが滞在して家とつながる

「池上遊覧鉄道」展

池上邸を開く契機となったアーティストの岡田毅志さんと、壊れ行く建物にオマージュを込めてウクレレをつくっている伊達伸明さん。二人のアーティストが、秦川邸で滞在制作に臨んだ。

まずは、近隣の調査。かつての中国鉄道の遺構。池上邸裏山の鉄道の切通跡。高梁川の高瀬舟が通った湛江水門。

       

そして、土蔵に大量に残されていた、池上春雄さん(眞平さんの祖父)の手作りの茶碗。春雄さんは、陶芸だけでなく、映像、庭づくり、禅など多趣味だったという。

   

「秦川」:Shinsen:new line、「鉄道の遺構」、「隠岐とのつながり」などから、

「池上遊覧鉄道」展を開催することにした。

家の中の見せたい場所、家族のつながりの場所、外との関係性を見せたい場所などを架空の電車が通ったら、、、その車窓風景を映像で見せる。

近隣の人、昔この家で疎開していたことがある人なども来場した。