まちのすきまカフェ2015

個を深化させていくアートの表現として真庭市の灯心会から作品展示と音楽パフォーマンス。デザインで社会に改革を提示する「GoodJob!プロジェクト」の製品展示とそのプロセスのパネル展示。その間にある人と人との関係性をテーマにしたアートリンク作品群。会場前のロビーには、対話や哲学的空間のラボ的カフェ機能を設え、個と他者の繋がりの間(ま)を体験していった。

出品者・団体

村瀬 貴彦、神楽谷(KAGURATANI)、藤本 隆美、

十河陽子&加藤直樹、上原舞&清水直人、伊丹宏太郎&デビット・ウィリアムズ、

グッドジョブプロジェクト

10日(土)13時から13時半 音楽パフォーマンス 藤本隆美&岩本象一

10日(土)14時から16時 インクルーシブカフェ トーク

加藤種男、松田圭一、樋口龍二、田野智子

岡山県天神山文化プラザ第3展示室前のロビーで、「つながりカフェ」として前の来場者が記入したメニューから選ぶ仕掛けに多くの人が興味関心を示し、作品空間の一つの間としてくつろいでいく人が多くいた。真庭市の灯心会の作品空間の大量の作品の展示は、来場者を魅了し、「次回は個展を」と藤本隆美さんの作品を評価してくれた。岡山・高松で展開しているアートリンク事業の作品展示では、県外からの来場者もあった。GoodJob!projectでは、プロダクトデザインの製品展示のクオリティが高かった。

合わせて、トークの内容も、加藤種男氏の2020年のオリンピック・パラリンピックに併せて文化発信を行いたいという「創造列島」提言に続いて、障害・少子高齢・中山間地域などの課題にアートを介在しながらの取り組みの事例発表などがあり、ロビーでのトークの来場者も60名と盛会だった。